参考事例:帰宅ルートでの付きまといから解放されるまで
※以下は、探偵事務所への実際の相談傾向をもとに再構成した参考事例です。特定の個人の体験を再現したものではありません。
Q. どんな被害に遭っていたのですか?
「半年ほど前から、最寄り駅から自宅までの帰り道で『誰かに見られている』という感覚が続いていました。最初は気のせいだと思っていたのですが、あるときポストに差出人不明の手紙が入っていて、内容が私の行動を細かく描写したものだったんです。『今日は何色の服だったね』とか……。ゾッとしました。
SNSにも身に覚えのない匿名アカウントから、投稿への執拗なコメントが来るようになりました。心当たりのある人物は複数いたものの、確証がなく、誰が犯人なのか全く分かりませんでした。」
ストーカー被害の加害者は、警察庁の令和6年統計では「交際相手(元含む)」が37.1%と最多ですが、「知人・友人」13.4%、「勤務先・職場関係」12.6%、「面識なし」6.8%と多岐にわたります。加害者が誰か分からないケースは決して珍しくありません。
Q. 警察には相談しましたか?
「もちろん相談しました。ただ、『手紙だけでは誰が出したか特定するのが難しい』『実際に付きまとわれている場面を確認できていない』ということで、対応が進みにくい状況でした。パトロールを強化しますとは言われましたが、根本的な解決には至りませんでした。
そのとき警察の方から『客観的な証拠があると対応を進めやすい』と言われ、探偵に証拠収集を依頼するという選択肢を初めて考えました。」
Q. なぜ探偵に依頼しようと思ったのですか?
「自分ひとりで証拠を集めようとして、逆に加害者を刺激して危険な目に遭うのが怖かったんです。素人が下手に動くと、相手が警戒して証拠を残さなくなるとも聞きました。
ネットで探偵事務所を比較し、ストーカー対策を専門に扱っていて、警察・弁護士との連携実績がある事務所を3社ほど選んで無料相談を受けました。相談員の方が親身に話を聞いてくれて、『加害者の特定』と『継続的な付きまといの証拠化』を目的に調査プランを組んでくれました。」
Q. 具体的にどんな調査をしてもらいましたか?
「まず、帰宅ルートと自宅周辺での張り込み・尾行調査を数日間行ってもらいました。探偵さんは少し後ろを自然に歩きながら、周囲に不審な人物がいないか確認してくれたんです。
調査中に、ある男性が私を尾行し、私が自宅に入った後にポストへ封筒を投函する瞬間を、鮮明な映像と写真で記録してくれました。顔もはっきり写っていて、その人物は前職の同僚だったことが分かりました。全く予想していなかった相手でした。」
近年は素行調査にSNSの公開情報の分析などデジタル手法を組み合わせて加害者像を絞り込むケースも増えています。ただし、SNSアカウントの発信者情報の特定は、正式には発信者情報開示請求など法的手続きを要する領域であり、探偵の調査はあくまで公開情報や行動記録との突き合わせによる補足に限られます。
Q. 証拠を得た後、どう解決に向かいましたか?
「探偵事務所が作成してくれた『時系列順の写真付き報告書』を持って、提携している弁護士さんと一緒に警察署へ同行してもらいました。映像という客観的証拠があったため、対応が具体的に進み始めたんです。
その後、ストーカー規制法に基づく手続きを経て、最終的に加害者に対して接近を禁じる措置が取られました。加害者からの付きまといはピタリと止まり、今は安心して生活できています。あのとき勇気を出して依頼して本当によかったです。」
令和6年のストーカー規制法に基づく「禁止命令等」は2,415件(前年比23.0%増)と過去最多クラスに達しています(警察庁)。法改正により、緊急を要する場合は警告を経ずに禁止命令を出せるようになったことも背景にありますが、そのいずれにおいても客観的な証拠が重要な役割を果たします。
ストーカー加害者特定の調査費用はいくら?相場を比較
ストーカー対策・加害者特定の調査費用は、調査手法や日数によって大きく変動します。主な料金体系を比較すると以下の通りです。
※上記は探偵各社の公開料金や一般的な相場をもとにした目安です。料金体系は事務所により異なるため、必ず個別に見積もりを取得してください。
加えて、盗聴器・GPSトラッカー発見調査(3万〜10万円程度)、防犯カメラ設置、報告書作成費などが加算される場合があります。契約前に必ず総額の見積もりを取り、追加費用の有無を確認しましょう。盗聴器発見調査を併せて依頼するケースも近年増えています。
加害者特定に強い探偵事務所の比較ポイント
ストーカー加害者の特定は、通常の素行調査よりも高度な尾行・張り込み技術と、警察・弁護士との連携体制が求められます。以下の観点で事務所を比較しましょう。