各社とも得意分野が異なります。与信・取引先調査が中心なら財務分析に強い事務所を、従業員の不正・情報漏洩なら素行調査に実績のある事務所を選ぶのが基本です。企業調査を主業務とする事務所は限られるため、対応可否を事前に問い合わせることをおすすめします。
企業調査の探偵事務所の選び方は?
企業調査は個人依頼と比べて金額も大きく、調査結果が経営判断に直結します。以下の観点で慎重に選定しましょう。
探偵業の届出を確認する
探偵業を営むには「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)」に基づき、公安委員会への届出が義務付けられています。契約前に、事務所に掲示される標識(探偵業届出証明書)や届出書の受理番号を必ず確認しましょう。なお従来「探偵業届出証明書番号」と呼ばれていた表記は制度運用の見直しにより変更されており、現在は標識・届出書の受理番号で確認するのが実務的です。届出のない業者は違法営業であり、トラブル時に保護されにくくなります。
調査手法の適法性を確認する
企業調査では、対象企業の内部情報を不正に取得する行為(不正アクセス・住居侵入・盗聴器設置など)は違法です。適法な範囲(公開情報の分析、公道での素行確認、関係者への任意の聞き取り等)で調査を行う事務所を選ぶことが、依頼者自身のリスク回避につながります。もし社内に盗聴器の懸念がある場合は、発見調査と併せて相談するとよいでしょう。
報告書の質とエビデンス
企業調査の報告書は、社内稟議・訴訟・取引先への説明に使われる可能性があります。裁判での証拠能力を意識した客観的な記録(日時・場所・写真・情報源の明示)が作成できるかを確認しましょう。証拠としての要件は裁判で認められる証拠の条件の考え方も参考になります。
依頼前に準備しておくこと
スムーズかつ費用を抑えて依頼するために、以下の手順で進めるのがおすすめです。